ひとりSD

地方私大職員の備忘録

はじめに

地方の私立大学で事務職員として働いています。縁あってこの業界に入り、丸3年が経過しました。入職当初は地域連携・生涯学習などを担当しておりましたが、今は補助金科研費関係の業務をメインで担当しています。

 

ご存知の通り、近年の大学を取り巻く環境はめまぐるしく変化しており、国立・公立・私立のいずれも様々なプレッシャーに晒されています。学生・企業・地域からの要求は強まり、国からは次々に新しい政策が打ち出され、他の大学は様々な取り組みでPR合戦を展開する最中にあり、自分の大学が進むべき方向を冷静に判断できないような状況にあると感じています。

 

とりわけ地方の私立大学は厳しい環境に置かれていますが、中にいると悠長な雰囲気が漂っているのが実情です。私のいる大学が今のところ、辛うじて定員割れしていないこともあるのでしょうが、18歳人口の減少で経営環境が悪化してゆくことは明らかです。働いている人の多数は「うちも危ないかな」と漠然とした危機感を感じているのですが、具体的な解決策や行動に現れてこないので、「このままでは“ゆでガエル”になる」と心配になってしまいます。

 

かく言う私自身も何か前向きな行動を取っているわけではなく、人のことばかり言える立場ではありません。入職4年目を迎えて後輩も増えてきましたので、これまでの姿勢を反省しつつ、とりあえず地方にいても金をかけず一人でできるSDということでこのブログを開設しました。

 

このブログでは、日々大量に放流される大学や教育に関する情報の中で気になったものや、大学業界・教育業界について考えたことなどを書きとめて整理し、大学職員としての知識と思考力を養っていきたいと思います。

 

緩いですが、週1回ペースの更新と1年以上の継続を目標にスタートさせていただきます。